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………バトンっ
2008.03.02 |Category …【銀雨】深都貴
(顔を紅くして、紙の束とにらめっこしてる)
凶センパイがやたら、良い顔で渡すから
何かと思ったら………
…
これ、私に答えろって?
……
だ、だ、だって 付属してた旋センパイのこれ
…
も、貰ったままって云うのは フェアじゃ無いわよね。。。
解ったわよっ 誰とか書かないンだからねっ
バトンなンだからっ
凶センパイがやたら、良い顔で渡すから
何かと思ったら………
…
これ、私に答えろって?
……
だ、だ、だって 付属してた旋センパイのこれ
…
も、貰ったままって云うのは フェアじゃ無いわよね。。。
解ったわよっ 誰とか書かないンだからねっ
バトンなンだからっ
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揺らぐ花は影に咲き
2008.02.02 |Category …【銀雨】深都貴
―旧年が往き、新年が来る。。。
冬休みという事と、年始には何かと家の仕事が増える為
深都貴は、姉の奈都貴と共に 京都にある実家に帰省していた。
年越しの諸事の手配があらかたひと段落して、やっと一息をついた深都貴に
一人の青年が声をかける。
「深都貴様、少し宜しいですか?」
「…何でしょう」
声をかけたのは、風羽という名の花乃宮流華道の内弟子の一人だ。
主に、『裏』との繋ぎとしてやってくる。
となれば、今回もそうだろうと予想して、深都貴は『影の花』の顔で答えた。
「玉菊の御方様より、影桜の間へ来るよう託っております」
玉菊の御方…『裏』の重鎮。父宗主の従兄弟にあたる人の別称だ。
やはり『裏』からの話に違いないらしい。
冬休みという事と、年始には何かと家の仕事が増える為
深都貴は、姉の奈都貴と共に 京都にある実家に帰省していた。
年越しの諸事の手配があらかたひと段落して、やっと一息をついた深都貴に
一人の青年が声をかける。
「深都貴様、少し宜しいですか?」
「…何でしょう」
声をかけたのは、風羽という名の花乃宮流華道の内弟子の一人だ。
主に、『裏』との繋ぎとしてやってくる。
となれば、今回もそうだろうと予想して、深都貴は『影の花』の顔で答えた。
「玉菊の御方様より、影桜の間へ来るよう託っております」
玉菊の御方…『裏』の重鎮。父宗主の従兄弟にあたる人の別称だ。
やはり『裏』からの話に違いないらしい。
雨の日の回想―切欠
2007.09.29 |Category …【銀雨】深都貴
大分冷たくなった夜風の入る窓を閉めた深都貴は、机に置かれた書きかけの日記帳を手に取った。
「…珈琲党、か」
小さく呟いて、そんな自分にくすりと頬を緩ませる。
どう書き出したものか、考えては 何となく纏まらなくて頁を閉じるを繰り返していた。
「思えば、初めてだものね ………デート、…みたいなもの」
はしゃいでるつもりも無い、そもそも相手もそういう相手ではないし。
ただ少し、そう…馴れない経験に浮かされてるだけなのだ。
そう自己分析して、そのちょっとした上機嫌に理由をつけて日記を書き始める。
そもそも、事の始まりは数日前に遡る。
今日と違い、天気の悪い日で、光庭に丁度1人でくつろいでいた時の話だ。
***バトン
2007.09.09 |Category …【銀雨】深都貴
■***バトン
………(なにやら受け取った手紙を見つつ)
…つまり、…こう云う…事よね?……デス
…この状態で…日記を書くする…とか、果てしなく辛い…ンデスけど…デス。
書く事ねぇ…コホン、書くする事…デス、か。
光庭の…センパイズって…どうして、あんなに バラエティーに富むしてる…
かしらねぇ…デス。
特に、寅 旋 凶 団長あたりが…非情に愉快…デス。
…こんな ややこしい、する バトンを有難う…デス 寅センパイ?
後は…あぁ、奈都…が光庭に 来たしたわね…デス。
…人に迷惑 かけるしなければ…良いンだけど…。
この位…で、もう 良いデス か?